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野球道

第2回島田杯・かりゆし旗争奪北部支部予選大会

元気な声とは・・・
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名座喜少年野球Bチームの子どもたちに元気を奮い立たす大勝監督のミーティング。
対戦相手は、上本部ドジャース。あなどれない足の速い良いチームです。しかし、子どもたちには試合前から元気と笑顔の表情がありました。なんかぁいい感じの雰囲気が漂っていました。
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初回から相手のチョットしたミスにすけ入り塁を詰め、塁についたと思いきや走る気満々の勢いが選手たちの体から伝わってきます。元気ハツラツという意気込み⁈元気⁈とにかく攻めようと姿勢・意欲が爆発し、上本部ドジャースチームから点数を奪っていました。
次の回から、調子を取り戻したドジャースチームは名座喜打線を三者凡退に抑え込み、反撃の狼煙をあげます。先頭打者を歩かしてしまい、そしていいように走られてしまいますが、名座喜ナインの元気な声は途切れることはありませんでした。その元気があってかエラーで1点入れられ、さらに1点を追加され、ズルズルとドジャース打線に攻撃を許すのかと心配したものの、子どもたちは互いに思い合う声掛けがあり、それい追加点を与えずスリーアウトを取り勝利を獲ることが出来ました。
次の対戦相手は、今帰仁ミラクル絆チームです。記憶に新しいところ、ここ最近の大会で敗れた投打ともにいいチームです。そして良く走ります。
さぁ!前回で敗れた悔しさを返していきたいと思う気持ちを抱いてミラクル絆チームに挑みます。
先頭打者、かなり体格も良く力強い素振りを見せています。名座喜の先発が投げた球を捉え速い打球で外野へと打ち返し、見事なバッティング。そしてすかさず走る走るの走塁攻撃に先ほどまでグランド内に響かせた元気がしぼみ始めています。それでもミラクル絆の容赦無い打撃と走塁を合わせた攻撃の手は緩めることなく襲いかかってきます?いつの間にか元気の「元」も消えかかり、逆にベンチからは、叱咤激励の応援と緊張感をあおぐかのような言葉掛けが響き始めました。対照的なのが今帰仁ミラクル絆チームの先輩方の元気溢れんばかりの大応援団。まさに「北山の風」を吹かせ、名座喜ナインの元気と笑顔を吹き飛ばす勢いの応援力でした。それでも、名座喜少年野球のチビッコたちは、心を奮い立たせ攻守ともに挑む気持ちまでは消えていません。なんとか先ずは一点を返したいという思いをバットで見せてくれたのが4番を任せられた海洋心くんでした。自分の思いをバットに託し白球を捉え、ライトの頭上を越します。やったー!二塁打と思いきや勢い余ったのか、なぜかライトオバーの不思議なシングルヒット。打った海洋心くん、目の前にある二塁ベースを狙っているのが分かりやすいくらい相手へと伝わっています。その走塁の思いを制止させるかのようにすかさず牽制球が一塁へ。間一髪で戻ることができ大望の得点ランナーがアウトにならじ命拾い。少し危機感を感じながらも、ゆったりとしたリードを見せ、危なかしさを漂わせ見ているベンチがヒヤヒヤムードと何が何でものような応援コール。ピッチャーが投げたと同時に(遅めに)スタート。キャッチャー待っていましたと言わんばかりの体勢からセカンド送球。海洋心くん、ゆったりとした爽やか走塁を見せながらも際どい走塁力を発揮し盗塁成功。なにかと見せ場を作る大器晩成の海洋心選手です。バッターが内野ゴロとした瞬間に迷わず三塁に走り込み、一塁送球で打ったランナーはアウト。なんとか一点を返したいところ。次の打者がピッチャーの球に喰らい付き、粘って粘って四球で一塁へと歩く。さぁ!勢いづきたいところで、我が名座喜少年野球の先輩方からの熱い応援が打者と走者に向けられる。一塁ランナーがセオリー通りと言わんばかりの盗塁に成功。ピッチャーが投げる球をバッターが捉えたものの打球は緩やかなセカンドゴロ。その間、走者海洋心くんがホームインと三塁へ。打った打者は、セカンドにさばかれツーアウト。なんとか追加点を返したいところで迎えるバッターは次男坊心星くん。自分に気合いを入れるかのようにピッチャーに向かって「お願いします!」とのいつもの暗示掛けのような儀式を見せている。何もいわないより「元気」だけは失っていない姿はあるようだ。たぶん息子は、昨日の試合のようなバッティングを念じ描きバッターボックスに立っているのだろう。親として打って欲しいと願う。ピッチャーがふりかかったと同時にバットを握る拳に力が入り初球から打ちに行く。しかし、万事休す。打球はキャッチャー後方に緩やかなフライ。ボールを見失ったようでファールボール。続いてピッチャーが投げる際どい球を見送るが、主審からの「ストライクッー!」の声が響き渡る。それでも心星くんは冷静感を漂わしている。それとも追い込まれたことに気づいていないのか?続くピッチャーからの球を当てにいくが、またしてもキャッチャーフライ。不幸中の幸いにもキャッチャーが取りにくい位置にボールが飛びなんとかアウトを免れる。その後も2回程キャッチャー方面へのファールボール。まだ、奇跡を信じ、息子を信じ、エールを送る。ピッチャーが投げたボールをバットの下で当てボテボテのピッチャーゴロ。ピッチャーが落ち着いて捌いて一塁へ。それでも何かあるはずと全力疾走。思いは届かず悠々アウトのコールが審判から言い渡されスリーアウトチェンジ。試合終了と整列に向う名座喜ナイン。その姿を見て選手やベンチに主審が促します。選手たちには、よく聞こえなかったようで主審の言葉とは間逆な行動を取り整列しようとする名座喜ナインに「チェンジです。早く守備につきなさい!」とえらい剣幕で指示されていました。名座喜ナインの表情から「ゲームセットじゃないの?まだできるの!」というような変顔と喜びの顔を見せていました。守りについた子どもたちからは自分たちからという「元気」な声・姿はありませんでした。それでもベンチで子どもたちへ応援する保護者の声エールは枯れることはありませんでした。その声援に後押しされ、気づかされ、なんとか元気を出そうとする姿がかろうじて見られました。今帰仁ミラクル絆チームは、元気な声が途切れることなく勝利への雄叫びを響かせていました。最後の攻撃と願いを込めて悪がきするのですが、打って塁に出るもののミラクル絆の好守備に阻まれゲームセット。
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子どもたち(保護者応援)の2試合を振り返るのですが、元気があったから勝利したのか、元気が無かったから負けたのか、いやいや元気は勿論大切だがそれ以外にも勝った要因、負けた要因はあるはずだ。簡単に元気が無かったから負けたと締めくくるのはいけない。試合の中で見せた子どもの姿、保護者の関わり方、全て兼ね備えて振り返り分析する必要が有るのではないかと、負けたのだが大きな気づきを得たような気がします。
名座喜少年野球の選手団の皆さん、保護者応援団の皆さん、そして共に闘った今帰仁ミラクル絆の皆さん、熱い中で子どもたちのプレイを育んで頂いた審判団の皆さま、大変有意義な試合を育んで頂きありがとうございます。
また、名座喜少年野球チームの皆さん、初心に返って「野球に私生活」の向上を目指し取り組んでいきましょう。
ありがとうございました。

ƪ(˘⌣˘)ʃかりゆし旗争奪北部支部予選大会
2日目の結果
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【名座喜試合結果】
名座喜少年野球8-2上本部ドジャース
名座喜少年野球7-1今帰仁ミラクル絆

by yyyman | 2017-07-03 21:46 | 野球道 | Comments(0)

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by yyyman
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